JOURNAL STANDARD 2016aw

　古くから「お洒落はガマン」と言いますが、こう身を切るような寒さが続くと、“お洒落”と同じくらい“暖”も重視したくなりますよね。必然的にこの時季はアウターを主軸にしたコーディネートが多くなってきます…が、そこで注意したいのがアウター特有の“重さ”。チェスターにしろライダーズにしろダウンにしろ、アウター類はたいてい重厚感があって、無策に着てしまうとモッサリした印象を与えがち。せっかく奮発して買ったアウターの持ち味を活かしつつしっかり洒脱に見せるには、いかにこの“重さ”を取り除くかがカギになってくるんです。

　幸いにも、その手段は豊富。柄モノをインに合わせたり、アウターと異素材の中間着をレイヤードしたり、小物などで明色を取り入れたり…。単にアウターを羽織っただけの、ごくごくフツーな着こなしも、こうした“軽く見せる工夫”を少しだけ実践すれば、その効果はご覧の通り！ アウターの種類を問わず、絶妙なニュアンスがついて、秋冬コーデにありがちな重さを払拭できますよ。